バスケットボール日本代表チームは、アジア予選を勝ち抜きW杯への出場が決まりました。21年ぶりに自力で出場権を獲得させた、アルゼンチン出身のコーチは高く評価されています。
今年日本でW杯が開催されるラグビーでも、外国人コーチが就任するようなって日本代表チームは急に強くなりました。振り返りますと、日本人選手が世界で活躍している場合、大半は外国人コーチが指導しています。
フィギュアスケート、テニス、バトミントン、卓球、サッカーも長いこと外国人コーチでした。今では、このようなコーチの指導がないことには、世界で活躍することが難しいと思われています。
何故、日本人コーチは育っていないのか? 考えてみますと、大半のスポーツはプロ向け教育機関を米国やヨーロッパに依存しています。そこで教育を受けたコーチが、世界に散って選手を育てる仕組みができています。
日本に資金力があるうちは日本選手の活躍に沸いていますが、今後日本経済の地盤沈下が進みますと、選手の活躍も次第に期待できなくなるのではと心配しています。
もし、やっと世界的日本人コーチが誕生したとしても、人口減少と経済縮小に悩む日本では、高額のコーチが呼べなくなったり、大会を開催する資金がなくて、他国での活躍を羨むことにもなりかねません。
今回のバスケットコーチの出身国アルゼンチンは、まさに戦前の先進国から陥落して今は厳しい経済運営に苦しんでいます。素人の日銀総裁が、お札を幾らでも刷って景気が良くなると進めた判断は本当に大丈夫だろうか?
【ひと言】
世界的な投資家のジム・ロジャーズさんは、日本経済新聞のインタビューで「昨年秋には全ての日本株を売り払った」と言っています。「株も通貨も、日本関連の資産は何も持っていない」とも。日本のメディアのインタビューなので、日本人なら忖度をするところでしょうが、このロジャーズさんの厳しい判断は果たして当たるかどうか。海外メディアをみている限り日本への判断は厳しくなっています。
人気ブログランキング