3月に入って、「景気が悪くなっている」といった声をよく聞くようになりました。確かに、世界的な経済指標を並べてみても、不動産、半導体、工作機械、株式など取引量が減少を始めています。
大手企業の場合は、4月からの新年度入りを前に人事異動が行われますから、事業が停滞する原因でもあります。それに今年の場合、4年に一度の統一地方選挙があるため、地域経済に影響を与えていることも確か。
景気と新年度と、選挙とが重なる珍しい年ですから、こんな時はムリして神経質になって流れを変えようなんて考えない方がよいです。それより、じっくりとこれからの新たなビジネスを考えるよいタイミングです。
個人でも、会社にしても、自分のところの強みと弱点とを考え、これからの時代をどう生きていくか、普段はまったく考えない大きな枠組みを考えるには最適です。
いつもいつも景気がよいとか、バタバタ忙しい時ばかりではありません。暇なときをいかに有効に過ごして次につなげることができるか、この一見ムダと思える時を過ごすことで、人間としての幅を広げることになります。
優秀な企業経営者の中には、一時期病気で入院した経験のある人が多数います。海外の日の当たらない部署に飛ばされ、誰にも注目されずに細々と仕事を続けた経験のある人もいます。
これからの仕事が少なくなる時期に、何をして過ごすかがその人の人生を規定することになります。愚痴を言うよりも、この先の展開を考えて準備をしておくことも大事です。
【ひと言】
ビジネスマンに限りませんが、健康を維持することは大きな問題。できるだけ徹夜仕事を止めることは健康に大事です。また、深酒や喫煙を止めることも自分の身を守ることになります。事業は自分の人生を賭ける一大事ですから、頑張り過ぎずに頑張る精神で、楽しく仕事をすることです。
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