人それぞれの考え方に関する簡単な質問です。
靴と靴下とを一つづつ買いました。両方の価格を合計しますと11000円になります。靴の価格は靴下よりも10000円高かったとき、靴下の価格はいくらでしょうか?
できましたか? 大半の人は同じ金額を答えますが、少数の疑い深い人は直感で答えるのを止め、頭を切り替えて答えるようです。この問題は、行動経済学で用いられる設問です。
正しい答えをだすことよりこの設問の大きなテーマは、直感で判断するか、熟考するかがポイントになります。直感で答えた人の場合、大半が10000円と回答しています。
ビジネスにおいては近年スピードが重視され、人よりも早く答えを出すことが求められます。一方、デジタル化や多様性など多くの視点で考えることが求められると、判断するまでに時間がかかります。
答えの幾つもある問題も増えています。そのため答えよりも、判断するに至った方法論が重視されるようになっています。一度、あなたご自身の考え方の方法論を考えてみてはいかがでしょうか?
常に直感ばかりの人は起業には向かない、というより大きな失敗をしでかします。ただ、熟考をすることが全て正しいという訳でもありません。熟考しても間違えることはあります。直感の方が正しいこともあります。
ちなみに最初の問題の答えですが、靴下の価格は500円です。靴は10500円。よく、これまでの経験から答えを用意していて、素早く答えることで切れるイマージの人がいますが、大きな失敗にもつながります。
【ひと言】
問題解決には、フレームワークを利用している人が多くいます。SWOT分析やPMマトリックスなど仕事の早い人の必需品で、枠組みを作っておいて考える方法です。元来、プログラミングを行うときに欠かせない思考法として発達したようです。最近、このフレームワークの利用方法も変わってきて、自分で独自のフレームを考えだして利用する方法が広まっていますから、若い人の発想は恐るべしです。
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