子供が学校に入るようになると、年々教育費が膨らむため生活が厳しいと嘆く人は多いです。子供の教育費は、家庭の収入格差を影響すると言われますが、親としては少しでも頭がよくなって欲しい気持ちに変わりはありません。
これまでの学習塾は、少しでもよい学校に子供を入学させることが目的でした。過って子供の教育費は聖域といわれ、どんなに不景気であっても削られることもありませんでした。
08年のリーマンショック以降はこの聖域も怪しくなりましたが、再び確固たる地位を取り戻しつつあります。母親が働きやすくなって、家庭内の収入が増えていることも関係がありそうです。
その上、学習塾が学校成績の向上一辺倒から、子供のしつけを身に付けることまで指導の領域を広げていることです。今、小規模経営の学習塾では、子供の整理整頓に力を入れ生徒集めに成功しています。
子供の教育に関わったことのある人なら経験があると思いますが、整理整頓のできてる子供は成績も悪くありません。親が言ってもしないことを、学習塾から言われると厭々でも行うのが子供です。
最近、しつけという言葉は子供の虐待と結び付きやすいため、「日々の習慣」という言葉を意識的に使っていますが、小さな学習塾にとっては生徒集めの大きな武器になりそうです。
現在日本は相当立ち遅れていますが、ネットによるe-ラーニングは世界的広がりをみせています。日本でも、学習塾に代わるビジネスとして e-ラーニングの広がりは無視できなくなります。
この流れは、決して学習塾ばかりに限った話ではありません。特に、小資本のビジネスが大手に対抗するためには、従来の目的とは違った領域に広げていく必要があります。そこで個人に最適なサービスを探してみては?
【ひと言】
わたしは今年の春まで地域の教育関係の審議委員をしていましたが、親御さんの悩みは子供の日ごろの生活でした。「いじめに関わることはしていないか?」「親の知らないところで何をしてる?」スマホが普及したことで、子供の日常生活がほとんど見えなくなっています。学習塾には新たな子供のサポートを期待する親御さんは多いです。これまでも学習塾経営者の相談にのっていましたが、よかったら連絡をください。
