にわかに年金と老後の問題が日本社会を覆っています。政府にとってあまり公にはしたくない問題でしょうが、あまりに早い少子高齢化に国民の誰もが戸惑って不安を感じているのではないでしょうか。
50代になった頃から老後不安は誰もが抱える問題です。今回は老後の生活資金として、現在の資産の上に2000万円不足すると金融庁の諮問会議が答案を出したことで問題になっています。
高齢になりますと、資金不足の問題ばかりではなく健康問題も同時に発生します。しかも、資金問題で悩みが深くなるとストレスが溜まり、病気の発症原因となる問題もあるのでややっこしい。
このような問題を考える時には、まだ若い現在から将来の予測不能な問題に向かって考えるために不安は高まります。それよりも、将来死んだときから現在に向かって考えると分かりやすいです。
身近で亡くなったお年寄りの最後を考えてみてください。お金がなくて悲惨な亡くなり方をした人などあまり話を聞きません。大半は、病気が深刻な状態になるために亡くなっています。
リタイヤする60代、70代の人をみていると、何もすることのなくなった人と、仕事でも何でも個人的な目標をもって生きている人では、生活の質も生活費用もストレスもまったく違います。
若い頃、会社の先輩諸氏によく言われた言葉「ライフワークとライスワークを考えろ」 ライスは家庭を維持するために若い頃は頑張り、歳をとったら自分の好きなことでライフを満喫する。
老後を自分のための超個人的な事業と考え、そのための目標をもって取り組むのも一つの生き方です。歳をとってからも、年金以外に収入があるかないかは大きな問題です。
結論から言うと、政府の言うことは使用しない。自分の生き方で、歳をとっても元気に頭を使って楽しく仕事をすること。他人と比較はしないで、自分の好きなことで人のために少しでも役立つことを目標にしては?
【ひと言】
わたしがよく話をしている人の中に、80代で今も現役で理工系の仕事をしている人がいます。一応表向きは大学の名誉教授ですが、5人のスタッフを抱える小企業経営者でもあります。このような人に話を聞かせてもらっていると、まだまだ自分にもやれることは多くあることを感じます。病気の心配よりも、資金繰りを心配しているうちは人間元気に生きていられます。
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