9月1日は防災の日なのに、一方で学校に通う子供たちの自殺が最も多い日です。長い夏休みが終わり、学校へ登校日を迎え心理的に追い込まれる要因が、一気に破裂して死に向かうと言われます。
子供ですから、あまりに小さな世界で八方塞がりになって死を選んでしまいます。ひと言大人に相談することで救える命も多いと思われますが、誰にも話すことのない子供は追い込まれます。
ビジネスの世界でも、起業する人は失敗して自殺する人が多いと思い込まれています。ただ、わたしは10年以上に渡って起業と関りをもっていますが、自殺をした起業家の話は聞いたことがありません。
精々、起業で失敗して破綻したとか、失踪したという話までです。しかも、起業で失敗する人の場合は、大半が無理を重ねて想像できるケースの失敗。起業する人が、事業やビジネスの世界をあまりに知らないために起こるケースです。
ある意味、高速道路を無免許で車を走らせる運転手のようなもの。車線変更の仕方も、一般道への降り方も知らないのに、わけも分からずに運転台に乗ってアクセルを踏み込んでしまった人です。
これは自殺行為。「数百万円出資して知人と共同経営で起業した」とか、「引退する経営者に数百万円だして会社を買収」、「数千万円でフランチャイズに加盟して開業」など危ない起業がほとんど。
子供の自殺に似て極端に経験も情報も少ない中での起業です。これでは、八方塞がりで狭い世界の子供と変わりません。残念ながら、1年も持たず会社を畳んでしまうことになります。
現在のビジネスでは、まぐれ当たりで成功するケースがほとんどありません。また、開業当初は成功したと思っても、1年、2年と継続する中で失敗する人も少なくないです。
やはり大事なのは事前の起業準備です。準備を進めているうちには、起業を止めたくなる人も大勢います。また、準備を進めるうちに初期費用を減らしたり、予定していた事業を変更したり、自在の対応が可能になります。
【ひと言】
子供の自殺しやすい日の特定は、過去のデータを基に導きだした日です。確かに夏休み明けなど、日ごろいじめられている子供にすると、気持ちが塞いで追い詰められた気分になりやすいです。データを活用することで、少しでも不幸な死を減らすことができたら、大きな役割を果たしていることになります。ビジネスや私生活においても、まずデータを取る習慣は大事です。
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