米中貿易戦争、香港市民動乱、北朝鮮ミサイル、消費増税、関電の原発賄賂など、日本を取り巻く環境は大混乱しています。これまでも大問題発生は幾度もありましたが、ここまで問題が度重なるとどんな人でも麻痺してきます。
経済においても、長期のマイナス金利、巨額の財政赤字、勤労者所得の下降、20年に渡るデフレ経済、経済成長の長期間の鈍化、1%前後で留まる物価など、停滞する経済要因が目白押しの状態が続いています。
マイナス金利もこれほど長期間続いていますと、誰も異常事態などとは思わなくなってきます。これは怖いことです。経済の安定しない新興国では起こることもありますが、日本のような先進国では本当に珍しいことです。
最近、日本経済はもはや先進国ではないといったテーマの書籍までが、書店で目に付くようになりました。50年前ころから急速に経済成長を遂げた日本は、今その後の反動期に入っているのか、それとも政府が経済運営を間違えたのか。
似たようなことですが、日本は本当に自由で民主的国家なのか、ここも疑問が湧いてきます。香港騒動を見て分るように、民主主義を手に入れるのに大変な犠牲を払います。日本の場合、戦勝国の米国から与えられた民主主義は本物なのか。
そこでビジネスを考える人ならば、現在の日本経済はこのまま続くことが可能かどうか、判断する必要がでてきます。90年代後半バブル経済の時も、誰もその終わりに気付かずその後の暴落で多額の資産を失った人が大勢いました。
既に起業して事業をしている経営者も、今は会社勤めの起業を目指す人も、今は自分の足元を見つめ直す時かもしれません。急速に不況が到来しても慌てないように、無理や無駄な部分は修正してピンチをチャンスと受け止めれる気持ちの余裕を持ちましょう。
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「現代の会社間の競争は、弱肉強食より 環境変化に対応できるかどうか」
以前は不況が到来すると、大きな会社は倒産することがないけれど、小さな会社はバタバタと潰れました。どこの会社も似たような仕組みとスタイルで、似たようなビジネス展開をしていたから。今は、顧客ターゲットが違っていてビジネススタイルもバラバラ。他社とは違った尖ったビジネスを探すことは大事です。
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