長い人生の間には、何をやっても上手くいかない時があります。そんなときは、過去を思い出しても全てが失敗の連続だったような気がしてきます。早い話が自信を失くしているときです。
そんなMさんが、親元に帰って家業で仕事をすると何とかなるのではないかと考えました。所が家業の焼酎製造は、時代の焼酎ブームの波に乗りそこない、赤字経営で火の車状態です。
ここで家業の仕事を諦めるか、どうせ上手くいかない人生なら最後まで見極めるか、Mさんにとっての分岐点でした。そこで、30歳までの下戸を解消して焼酎造りの賭けることにしました。
それまでの芋の臭いが強い焼酎造りとは縁を切り、現状とは全て反対の焼酎造りに賭けました。原料となる芋を低農薬に切り替え、製造にはステンレスタンクを使わず、昔ながらの壺を使用、商品の瓶は和紙で包みました。
焼酎名もそれまでのブランドを捨て、周りの反対を押し切って父親の名前をそのまま商品名にするほど、反対を貫きました。それで売り出した商品が、極上の一滴といわれる焼酎「森伊蔵」です。
誰にも上手くいかないときはあります。どちらかというと、上手くいかないときが人生の大半を占めます。そのままで終わってしまうか、悪い流れを変えようとするか、結局は本人の決意次第です。
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「女性は男性よりもカタチのないものにお金を遣う」
女性は何とか記念日が好きですし、とても大事にします。結婚記念日を男性が忘れていたため、後日長く嫌味をいわれている男性も少なくないはず。ビジネスにおいては、この記念日を利用して商品やサービスの販売にテコとして使う手があります。
