現代の事業においては、経営者の能力次第で会社間の業績に大きな差がでるようになりました。高い能力の経営者が率いる会社は、ライバル会社と比較して各段に高い業績を残します。
日本マクドナルドは2014年、期限切れ鶏肉を使用していたり、ハンバーグに異物が混入したりで、店頭からお客さんの姿が消えました。危機的状況で当時の社長が打った手は、加盟店を大幅に増やす戦略です。
ただでさえ不人気だったマクドナルドに加盟する人などほとんどいません。結局、それまでプロ経営者と高く評価されていた前社長は、苦境のなか会社を投げ出すカタチで辞任しました。
後任社長は、米国マック本社から送り込まれたサラ・カサノバさん。彼女は、厳しい環境の中でも設備投資と宣伝広告費を削ることをせず、次々と新たな戦略を繰り出して15年12月から息を吹き返しました。
今年11月まで既存店売上げは、48カ月連続で前年実績を上回っていて、現在は売上げ過去最高を更新中です。経営能力の差をこんなに劇的に比べてみることなどなかなかできません。
経営能力の差によって会社の業績には大きな差ができます。同じような会社経営をしても、その結果が赤字になるか黒字になるかにより、従業員もお客さんも、取引業者も笑顔と仕事の取組みに大きな変化が生まれます。
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「あなたの人生はあなたが描いていた通りになる」
ご存じ、マーフィーの法則として知られている法則です。良いことを普段から思い描いているとよいことが起き、悪いことを想えば悪いことが起こる。人間の潜在意識には強力なパワーがあり、酔っぱらって意識がなくても、しっかり自宅に戻っているなどは、このマーフィー(潜在意識)が自宅に帰ることを願っているからのようです。
