起業や新規事業でビジネスを軌道に乗せるためには、開業した事業がお客さんに受け入れられると同時に、日々の目まぐるしい業務でしっかりと成果を上げ続ける必要があります。
誰もが、そう簡単にはこなせることでありません。ただ、起業で成功している人の多くが、この開業後の業務を「追いかけている人」たちです。逆に、仕事に「追いかけられている人」は苦戦しています。
この傾向は起業の時だけに限らず、会社勤めをしている人が、サラリーマン生活で成功と失敗とを分ける分岐点にもなります。将来、起業を考える人は、今すぐにでも仕事の仕方を考えることです。
一つ目は、「仕事が速い人になる」 日ごろから仕事にスピードを意識するだけでも、けっこう速く仕事はできます。そのうえに、常に速く終えるために、あらゆる方法を考え続けることです。
二つ目は、「仕事のコツを身に着ける」 速く仕事をするためには、その背後に個々の仕事のキモがあります。キモを見つける習慣を身に付けることで、ぼんやりと仕事をすることはなくなります。
三つ目は、仕事の「重要度と緊急度」とを見分けること。必要だからといって、何にでも手をだしていては仕事は終わりません。事前に仕事の重要度と緊急度とを考え、重要でないことには手を出さない勇気も必要です。
最後に、仕事に取り組むときには、絶対に取り組む仕事には慣れないこと。モノゴト何に関しても言えることですが、慣れてしまって考えずに仕事に取り組むときから、あなたの成長は止まってしまいます。
一生同じ仕事のまま過ごそうとするなら慣れると楽ですが、今後も成長しようと考えなら仕事には慣れないことです。常に新鮮な気持ちで取り組むことをお勧めします。
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「美人は自分の顔に溺れるように
頭のよい人は自分の能力に溺れる」
人には決して見せないけれど、自分は能力が高いと思い込んでいる人は、仕事で能力のあることを見せようと思っています。英語力に自信のある人が、外人が来た時に気軽に話しかけるシーンと思い浮かべてください。ただ英語で話すと思った人が、いきなり日本語で難解な単語を話し出すのと同じで、勝手な思い込みが外れて失敗することがよくあります。自分の能力を過信することなかれ。
