12月朝日新聞の調査によりますと、国内主要企業100社のうち37社までが社員の副業を認めるか、容認する方向で検討しています。わが国の働き方改革に合わせ、副業に対する考え方も大きく変わっています。
これまで頑なに副業を禁止してきた会社が、急に副業を受け入れらとした変化は何なのか。国際的視野で考えますと、収入源を複数持って仕事をしている労働者は決して少数派ではありません。
また日本企業の多くが、今以上に賃金を引き上げることは難しくなっている事情もあります。社員全員を平均的に引き上げるより、能力に応じ会社が必要とする人の賃金を上げたいのが本音と思われます。
早い話、社員誰もの給与は今後そうそう上がらないと思った方がよいです。これまでの給与体系を変え、会社経営者は効率的でコスパに沿った会社運営をするため、社員への報酬増はボーナスのカタチで実現しようとしてます。
社員給与はできるだけ抑え、会社の利益を優先したい気持ちが強いです。会社組織も欧米に倣ってフラットな組織にすることで、従来の役職手当など大幅にカットすることが可能になります。
このような環境のもとでは、社員の収入もおのずと限界がありますから、頭を切り替えざるを得なくなります。そのためには積極的に副業を活用し、ご自身のポケットを一つから、二つ、三つと増やすことです。
財務ポートフォリオと同じで、家庭生活のリスクを少しでも減らそうとするなら、働き口を増やすとかフリーランスの仕事を始めることも考えられます。要は、いつまでも今の会社だけに依存しないこと。
それが今の時代の変化についていくことになります。また、70歳まで働く時代が始まっているなか、現在の一つのスキルだけで仕事を続けていくのは厳しいです。再教育のためにも、副業やフリーランスは役に立ちます。
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「人生長く仕事をするためには楽しくすること」
仕事を頑張ることは大事ですが、どこかに楽しみを探さないことには長く続かないです。仕事に楽しみを見つけることも一種のビジネススキルとも言えそうです。特に、副業やフリーランスでの仕事となりますと、現在の仕事とは一味毛色の違う仕事にすることも面白いです。単に楽な仕事ばかりを考えずに、新たに挑戦する気持ちで取り組むのも手です。
