令和二年は、アメリカとイランによる弾道ミサイルの打ち合いで始まりました。中東は、何かの間違いによっては、アメリカ、イスラエル、サウジと、イラン、イラク、トルコ、ロシアなどが武力衝突を起こしかねなし緊迫した状態です。
世界各国の株価も、ミサイル発射とその後の声明に一喜一憂して乱高下が続いています。直接には原油価格が高騰しますし、間接には人の移動に影響がでいます。特に株価は先行指数ですから、その後の経済に大きな影響を及ぼします。
最も大きく響くのが、民間企業、投資会社、政府などの投資が停滞することです。各国間の不安定な状況が安定するまで、投資を見送る傾向が増しますから、景気は一気に膠着した状態に陥ってしまいます。
このような状態に陥ると、これまでの事業の指針はリセットされることが多くあります。わが国では人気を集めてきた「ワークマン」、「タピオカ」、「Pay Pay」など人気ビジネスが引き続き資金を集めるとは限りません。
このような時に重視したいのは、今後の日本社会で確実に重要な影響を及ぼす「人口減少」、「高齢化」、「気候温暖化」、「デジタル化」、「財政赤字」の5つの課題が、これからの事業での指針となると考えられます。
この5つの課題を意識した事業なら、大きな失敗を起こすことはなさそうです。あくまでも、確実な影響が見込まれる方向性であって、このジャンルのビジネスをすると間違いなく成功するわけではありませんが。
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「起業や新規事業での出資も投資の一種」
ファイナンスの世界では、投資の資金をリスクマネーといいます。投資しても確実に戻ってくる保証のない金だからです。そのため、投資に際しては需要が確実なマーケットに投資することを進めます。間違っても、今流行しているからとか、以前売れていたからなど、根拠の希薄なマーケットへの投資は止めることです。
人気ブログランキング