北海道をはじめ中国人観光客がの多く訪れる地方では、コロナウイルス騒動以降は、観光客が減って経営危機に陥っている会社も少なくありません。今は誰もが、人出の多い場所へ外出することを避けていますから当然と言えば当然です。
そのため多くの家庭で支出が減っていますから、冬にも関わらず懐の方は温かな状態が続いています。観光地や繁華街ばかりでなく、住宅地に近いスーパー、コンビニ、商店街などでも売上げは上がらないようです。
一方、コロナ感染の心配がない宅配業者への注文は増加していますし、飲食店でも持ち帰りをする客は増えています。接触によって感染のするコロナウイルスは怖いですが、何も食べないで過ごすこともできませんし、生活での必需品は買います。
このような時に何が起こるのか。過去には11年東日本大震災でも、08年リーマンショックでも、97年からの金融危機でも起こりましたが、市民の普段の買い物習慣が災害をきっかけに変化することがあります。
これまでAスーパーで買い物をしていた人が、反対方向にあるB商店街に行ってみるといった塩梅です。特に女性や若い人は、大事をきっかけにしてお店を変えることが多いのは確かのようです。
コロナウイルスによってビジネス活動が低調になっているのは間違いないです。その中でも、大きく売り上げを落としっぱなしの会社と、この騒ぎを契機にそこそこ横ばいで推移している会社では、この先の事業展開が違ってきます。
景気が良くても不景気においても、経済は常に動き続けています。消費者が新たなお店を発見するのは、今回のような思いがけない騒動が起こった時。会社経営者が普段魅力ある店作りに励むのは、このような災害で日ごろの努力が見直される時のため。
全体の消費量が減って開業している人にとっては、危機的な状況だけれど新たな顧客を作るためにはチャンスです。特に経済が停滞している日本においては、新たな組み直しが期待できるチャンスです。
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「ピンチに時にチャンスを見つける人が勝者」
現在のようにコロナウイルス騒動が広がりますと、大半の人はいかに生き延びるか、損をしないことばかりに関心が向きます。この時期に投資を考える人などほんとに少数派です。でも、誰もが損しないことばかりを考えている時、積極的投資で資産を増やすことを考えるが、ピンチをチャンスに変えることのできる人です。