欧米では国民の貧富の差が大きくなって社会問題化しています。日本は、世界的大富豪が少ないことから貧富の格差はあまり論じられませんが、貧困層と言われる人たちが増え続けていることは確かです。
貧富の格差を生む原因の一つに、時代の変化に対応できる人と、できない人がいることが上げられます。誰もが肌で感じていると思いますが、今の世の中は絶えず変化を続けています。
「以前は非常識だったことが、今では常識になる」事例はいくつもあります。特にビジネスの世界では、トヨタ自動車と米国・GMとは永遠のライバルと思われていたのが、今では創業17年目の電気自動車メーカー「テスラ」が資産規模で第一位になる時代です。
ビジネス環境や自然環境が変化を続けていますから、市民生活も否応なしに変化を強いられます。この変化を受け入れるか、拒否するかによって仕事や生活は大きく変わってきます。
所有資産による貧富の格差は簡単に解消できませんが、変化への対応は日ごろの心がけ一つで誰にでもできることです。この変化への対応は、その後の貧富の格差を解消するポイントになると睨んでいます。
変化を受け入れることによって、自前の事業が大きく変わった経営者は多数います。旧来型のビジネスではあっても、ITを効果的に導入することによって、収益が大きく膨らませた会社はいくらでもあります。
そのために日ごろから、「何が変わっているか?」「何故変わったのか?」「これからどうなっていくのか?」を常に考える習慣を身に付け、時代の変化を感じ取って自分も変えていくことが求められるのでは?
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「ビジネスで利益が上がるのは
お客さんの必要性に応えられるから」
この必要性の有無が利益を上げるための尺度になります。お医者さんの収益が多いのは、病気の患者が医師の治療を一刻も早く必要とするからです。ただ、古くから誰もが必要とするビジネスは既存企業が着手しており、新たな小企業は対象は少ないけれど必要性の高い人を相手にすることを考えるべきです。
