現在は日本国民ばかりでなく、世界の人たちがたいへんな不安に駆られています。コロナウイルス感染が世界に広がっていますし、世界規模の大型不況も刻々と市民生活に陰を落とし始めています。
不安は、一見誰もが同じ対象の似た不安のように説明されますが、現実は一人一人不安の内容は違っています。個人的事情や家庭での不安を抱える人から、地域や会社組織などの不安を考える人まで、その人の立場や接する世界によって色々です。
不安は、対象をしっかり理解できないことによって膨らんでいきます。何か小さなことでも不安と思うコトガラを理解できていますと、それほど不安が大きく膨らむことはありません。
そのため、不安を頭の中でぐるぐると堂々巡りさせて膨らませずに、紙に文章のカタチで書くことを勧めます。不安を文字に変えることにより、一つの問題として絞り込むことが可能になります。
不安を解消するキーポイントは、手間はかかりますが個人的に手掛かりを探して調べてみること。「もし、現在勤めている会社が、大型不況の中で生き残れるかどうか不安に感じているとするなら・・」
会社の売上げの源泉となっているお客さんは誰なのか?この不況の中でもお客さんの需要は確実なのか? 不安の中身の詳細部分をきっちり調べることにより、不安は漠然としたものから具体的なもの姿を変えます。
具体的に考えることにより、不安を感じるよりも問題意識が強くなります。自分なりに解決策を考えることにもなります。不安でいくら悩んでも知的レベルは変わりませんが、問題解決として考えるならレベルは確実に向上します。
【昔から今に通ずるビジネス金言】
「落下しているナイフは掴むな」
トランプ大統領さえ、「不況は始まっている」と言い出すほど世界的に景気は悪化の一途です。このなか、日銀が株価下落を止めるためファンドを通じて株価を買い支えるのは、まさに落下するナイフを止めようとする行為。日銀が買い支えようと、米国をはじめ世界の株価が下がる中では、日本だけが下げ止まるなどと考えるのは、天動説を信じるような発想です。
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