公務員の定年問題が話題になっていますが、会社定年後をどう生きようか頭を悩ませている中高年は多です。時代の変化は想像以上に早く、自分がついていけるのかどうか、老後の生活費をどうするか、不安は膨らむばかりです。
わが国の今後の社会保障を考えますと、60代や50代の人ばかりでなく、中年を過ぎる多くの人たちが不安を抱える社会になりつつあります。ただ、誰もが不安ばかりかというと違う視点の人もいます。
社会が変わるのを恐れるのは「待ちの生き方」をしている人たち。逆に、これから何かを始めようとする「攻めの生き方」の人は、社会変化が起こることによってチャンスが拡がると思っています。
これから起こるモノゴトに対し、早くから対応を準備する人は絶対に有利です。定年近くなってからその後の人生を考えていては、全てのコトが後手後手に回った人生を送ることになります。
ただ、早くから起業するだけを一本に絞ることもないのでは? 起業には向き不向きがありますし、上手くいくには時の運も必要です。起業的視点をもって社会を見渡し、自分の仕事に生かすことを考えてみては?
そのための手法として、「自分は将来、何をやりたいか」「今は何ができるか」を考えて整理してみます。その上で、「何をしたらお金が稼げるか」につなげていきます。
現代は老後の不安が大きいですから、多くの人がネットや書籍を通じてどのような老後を過ごすか考えることがあると思います。ただ、不安が大き過ぎて考えることを止めたり、結論を出す前に諦める人も多いです。
自分の人生に関わることですから、簡単に考えることを止めずに時間をかけて取り組んではいかがでしょうか? 残りの人生もまだまだ長く続くことですから。
【ひと言】
これまで起業や会社勤めで上手くいってる人、失敗した人を多くみてきました。その違いをよく考えるのですが、一般の人がよく言う個人の能力の差でないことは確かです。能力の高い人ほど簡単に諦める傾向があります。わたしは、持続性に強い意欲のある人に注目しています。持続することによって、能力は何倍も高まるとも思っています。