いよいよ首都圏や北海道の緊急事態解除が間近に迫り、以前の日常が戻ってくるような気がします。ただ、それは自分の中での期待が膨らんでいるだけの話、一度新型コロナウイルスの脅威に怯えた意識は簡単には元には戻らないのでは。
時間をかけるとコロナのバイアスを溶かすことは可能かも知れません。しかし大きく膨らみ続ける国の財政赤字は、一時国民の生命を守るために金庫を全開にして使った後、今度は国民の背中に重くのしかかってきます。
そろそろ「好景気なくして財政再建なし」などといった、安倍首相の根拠のない嘘に気付く時期にきています。これだけ国の借金が増えてしまうと、コロナ対策で給付金の配られた時が、最後の好景気なんてことになりかねません。
国の膨大な借金に個人が悩み過ぎるのは身体に毒です。個人としては、コロナ後の社会をどう生きるべきか、こちらを考える方が気が利いています。在宅勤務を利用して、大人になってからこれほど考えたことはないとう人も多いです。
コロナを契機にこの先を考えるとき、多くの学者や専門家が口にするのが、「学び直しの必要性と新たな技術の習得」 コロナ感染の広まりを契機にして、顧客ニーズの変化が予想されています。
約2月以上に渡る人との接近や接触を注意する日常生活を送ったことによって、目には見えない変化が誰の意識の中にも起こっています。この変化をどう自分のビジネスに利用できるか、「学び直し」とはそこを考えることから始まるような気がしています。
【ひと言】
国の財政が今後ますます悪化しますと、われわれは否応なく労働年齢が引き上がっていきます。80歳まで労働を迫られる何てことは十分ある話です。これまでも長寿社会を支える健康論議はよくされましたが、今後は知力も併せて鍛える必要がでてきます。出力ばかり優秀でも、入力をしないエンジンは簡単に焦げ着いてしまいます。