変化が激しい時代には、将来を予測する力が求められます。何故なら、誰も自力で予測することをしないから。「どうせあれこれ考えても、予測は当たりっこない」と考え人がほとんどです。
そのため、指導者やマスコミから発せられる発言を、根拠を検証しないで信用する癖が国民についています。政府の予測など、その多くが不正確であることが検証すると判りますが、大半はうやむやのままです。
逆に考えますと、誰も予測をしないので個人的な自力による予測は貴重です。実際に予測をしてみても、そんなに大きく外れはしません。問題なのは、最適なタイミングで発言できるか、また発言する場所があるかないかの話です。
そこで、予測をしようと考えるなら事前にデータ集めをする必要があります。予測にとって欠かせないのは、しっかりとした根拠をもとに考えたモノか、それとも根拠のない占いの類かを見分けることです。
わたしの場合、競馬の予測が始まりで、そこから会社勤めの時代に景気予測へとテーマが広がりました。大不況の到来など、このブログで何度も予測してきましたが、ウイルス感染までは予測できませんでした。
また3年前から不況到来は言っていましたが、2020年までずれ込むとは予測できませんでした。ただ正確な解にはなっていませんが、方向性はそんなに間違っていないと自負しています。
予測することによって世の中の流れを認識することができます。データを収集する中で、ビジネスの大きな流れを知るために、個々の業界の小さな動きに目を凝らせる必要のあることも知ります。
もし一つのテーマで予測をまとめることができたなら、「死亡前死因分析」を実施して精度を高めることも大事です。一人で取り組むだけでなく、他人も交えて色んな角度から予測を検証する手法です。
開業を考える人は曖昧に悩むより、しっかりと自分で課題を設定した上で考えることです。あまり多くの人が踏み込まない領域ですから、予測することは人任せにしない価値のあるコトと考えます。
【ひと言】
長い人生を考えますと、予測する力は一生モノの技術です。わたしの場合、もともとは競馬の勝ち馬を当てるという不埒な動機でしたが、そこからスタートしてデータ分析に進み、統計を読むようになりました。仕事と趣味とを併せもった楽しみとして、予測をすると飽きることがありません。
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