起業に限らず今は、技術やノウハウの習得は多様ですから、進むべきステップは一人ひとり違っているのが当たり前。最終的には目的にたどり着き、起業においては事業を軌道に乗ることが大きな課題です。
わたしが日ごろから注意しているのは、起業において習得する技術の幅がとても広いことです。起業セミナーでは、「情報収集力」、「問題解決力」、「コミュニケーション能力」など大きな項目の課題が並びます。
起業のため「事業計画書」作りを通じて技術を学ぶ起業塾もあります。わたしは起業での壁とされる、「扱い商品の知識」、「集客方法」、「会計」、「IT技術」、「流通知識」など軌道に乗せるための必要条件と思っています。
これに最近は「リーダーシップ」が注目され、「関連法務」を加えることもあります。実践に即した技術習得をしておくことが、その後開業したときに最も役立つと実感しているからです。
「扱い商品の知識」を上げていますから、開業予定の業種がある程度は固まったとしても、その準備に時間を要します。起業準備を前後半と分けますと、後半部分に属します。
「情報収集力」や「問題解決能力」などは、業種がまだほとんど固まっていない段階から、ビジネスに関わる人ならば誰もが、第一に考えなければならないのではないでしょうか。
「IT技術」や「会計」と聞いて、自分には難しいと考える人は少なくないです。確かに、予備知識がまったくない人がホームページを作成するのはたいへん大きな壁です。
もし難しいと感じたならば、知り合いや外部企業に依頼することです。ただ、起業する以上は基礎的知識だけは身につけておかないと、全てを人に丸投げでは外部に好きなように丸め込まれます。
起業に向けて山に登るには、色んな方法があることは確かです。自分に合った方法で、出来るだけお金を掛けず、短時間に多くのお客さんの見込める市場で開業することが現代の起業スタイルです。
【ひと言】
最近は少なくなりましたが、会社を設立することを起業と思い込んでいる人がいます。今は、ネットを通じて株式会社の設立など誰にでもできます。誰にでもできる起業ということは、簡単に消えてなくなることにも通じています。起業する以上は、人にはできないあなた独自のオリジナルなビジネスを身につけてからスタートするべきです。
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