経営者やリーダーにとって、ビジネス上の判断は最重要課題のはず。その人の一生に関わる問題を判断することもあるはずです。それなのに、ほとんど考えずに判断したり、過去の経験ばかりに頼った判断してる人は少なくないです。
わたしの場合、会社勤めをしていた時代はほとんど深く考えずに、会社の方針に従って仕事上の判断をしていました。本来なら、賛成反対は別にして例え会社の方針であっても、真剣に個人的な判断をするべきです。
今の時代の判断は、特別な方法が確立しているわけはないですが、色んな話を総合しますと「複数の人が集まってデスカッションをする中で、経営者が自分の直面する課題を考えてもらう方法」が最良のようです。
この場合、似たような立場の人ばかりが集まって話しても中身の濃い判断にはならず、できるだけつながりの薄い多様性を意識した人の集まりによるデスカッションが必要です。
ビジネスに関する課題ですと、マーケティング、IT関連、資金、人事、リーダーシップなど、とても多岐に渡ります。以前のように、一人の人間が全ての課題に精通して判断する時代は当の昔に終わっています。
難しい課題に取り組むためには、一つの頭脳よりは二つ、三つと多い方が有利です。ただ、あまり多いと整理できませんので、4、5人の人に集まってもらい協力してもらうのがベストです。
今回のコロナ禍によって、人と人とが全能力を傾け話し合うことが難しい時代になっています。また、ビジネスにおけるイノベーションを生むための環境は、人と人との話し合い場が最適であることも分かっています。
この2点の組み合わせは、コロナが流行する時代に、他の人にはマネのできない新たな取り組みとして有効です。重要な課題を判断するときには、こんな方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
【ひと言】
数人集まって経営に関するデスカッションは、イノベーションを探すための「デザイン思考」の手法とほぼ同じです。富士通は、1000人規模で専門家を教育するようです。ただ、経営やビジネスに関し日ごろからビジネスの入力をしている人が必要で、誰でも参加できるわけではありません。この人選びは大事で苦労します。
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