コロナ禍を経験してからビジネスでも私生活においても、行き詰ることが多くなったという愚痴を聞くことが増えました。ここの読者は起業を目指す人が多いのでが、街に出て事業準備のための観察がほとんどできないということです。
そのため、何でもよいので小さな目標を建てることを勧めています。目標と言うと、事業はよく山登りに例えられることがあります。最初に目標を設定し、スケジュールを決め、万全の準備をした上で山に向かう点が似ています。
登山の場合、たとえ低い山であっても、怪我や遭難に遭うことがあるのでビジネス以上に真剣です。ビジネスの場合は、最初から大きな事業を目標にする必要はありません。
まず目標を決め、時間スケジュールと情報集収、それに自分なりのアイデアを考えて取り組みます。手近なところでは、まず机とその周りの整理を目標に設定して取り掛かるなんて手もあります。
机整理など簡単過ぎると思うかもしれませんが、普段必要性を認めていながら、いつまでも手を付けられない作業に取り掛かることは、目標設定には最適な仕事です。
狙いは、このような小さな目標を、自分の空いた時間にいくつも制覇することで、目標作りが億劫でなくなります。次第に大きな課題に取り組むための意欲も湧いてきます。
大事なポイントは、
1.他の人とは違った自分なりのアイデアやこだわりを、目標に盛り込むことが大事です。
2.目標を達成したときには、毎回振り返って検証を行なうこと。たとえ失敗しても、その理由を検証することで次回に生かせ、良い習慣にもなります。取り組みの過程での気付きを記録することも忘れずに。
全ては自分なりのスタイル作り、何度も何度も目標、検証を繰り返すことにより、起業やビジネスという高い山に登ることにも気後れすることがなくなります。
【ひと言】
若いときと違ってある程度の年齢になったら、何に取り組むにしてもわたしは長く継続することができるかどうかで取り組む課題を選んでいます。モノゴトへの取り組みを点と考えますと、若いときと違い年齢を重ねると取り組める課題は限られてきます。そう考えますと、一度限りの点で終わる取り組みよりは、その後継続できる線になる取り組みを大事にしたいものです。線ならば死ぬまで続けられます。
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