新年おめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い致します。
新型コロナウィルスの勢いは、21年に入ってますます感染者を増やしています。昨年1月には、中国武漢市とクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の出来事と思っていたウィルス感染、今や世界を席捲して一向に勢いは収まりません。
後日、ニューヨークタイムズ紙の論評ではこの時の日本政府の対応を、「日本はあらゆる面でしっかりした社会だが、物事がレールを外れても、通常通りの対応で十分と考える。例外的な状況では例外的な対応が必要」を指摘しています。
特に昨年は、7月に東京五輪を控えていたため、政府首脳の頭には五輪開催を実行することに気を取られていた気配が濃厚でした。誰もが失敗を犯すときによくあることですが、重大事ばかりに気を取られ忍び寄る次の事態を見落としてしまうケースでした。
コロナ感染の拡大期には、こんな失敗を犯した小企業経営者も沢山いました。政府からの事業者向け持続化給付金を不正受給した人たち。既に摘発は始まっていますが、今後ますますその摘発件数の増えそうなのが、人の話に乗せられ資格がないのに給付を受けた人たちです。
自分の事業の苦しさばかりに気を取られ、不正受給は犯罪であることに気の回らない人たちが多数でています。今はコロナ禍の最中のため捜査の一端しか公になっていませんが、コロナ騒動の収まったあとから泥縄式に摘発される人たちがでそうです。
曖昧で安易な情報を真に受けて、失敗を犯す人は多数います。特に現在のように、不確かな情報が多数飛び交う時代には、冷静に考えると犯すことのない失敗をする人がでてきます。SNSでバカな発言をしたばかりに、大事な取引先やお客さんを失う経営者もでています。
今のような不確実な時代に大切なのは、自分の現状認識が正しいのかどうか考え、調べてみる作業です。また複数の人に聞いてみることです。ネットでつながることの多い社会では、「信頼関係」がこれまでになく大きな意味を持つようになりました。
【ひと言】
現在、全国には約400カ所のPCR検査をする施設が全国にあるようです。年末、近くにある検査施設の一つに電話で問い合わせたところ、1月いっぱいは予約で埋まっているようです。コロナウィルス感染者の中に、無症状感染の人が多数見られるようになって検査希望者が急に増えています。いまだに政府は、PCR検査に積極的ではないようですが、どこで検査軽視が始まったのか、是非検証をして欲しいものです。
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