どうも日本人は、環境問題に対し認識が甘いような気がしています。日々の生活や仕事に追われている人が多く、近い将来の危機に対し真剣に考えることのできる、余裕のもてない人が多いのではないでしょうか。
誰もが感じていると思いますが、漁業においてはイカやサンマなど、すっかり日本近海では獲れなくなっています。最近の漁師さんは頭を切り替え、不漁の魚種に代わって温暖系の魚で収入を得ているケースが増えています。
あまり話題になりませんが、世界で最も自然災害による被害が大きい国の一つとして日本が取り上げられる事が多くなりました。相次ぐ台風、豪雨、豪雪などによる被害は、東日本大震災以降際立って増えていると感じるのはわたしだけでしょうか。
日本列島は地形的に、西側に位置する日本海の海域が狭いため、自然災害を受けやすい環境あるとは昔から言われてきました。地球の海水温の上昇による影響をもろに受ける地域ということのようです。
これら自然災害がもたらす被害は、事業にも大きな影響を及ぼしています。昔から気候変動によって新たなビジネスが生まれる反面、その倍以上のビジネスが消えてなくなっています。
環境問題に対して国民的な関心が低いということは、環境に関する起業が他の国に比べ少ないことです。わたしが知る限りでは、「ユーグレナ」、「環境管理センター」という程度しか思い浮かびません。
日本企業は、公害対策の分野では世界をリードする会社が多数ありました。今は、時代が進化して目に見えづらい環境問題と取り組む時代です。もっと起業家は環境に目を向けるべきではないでしょうか。
【ひと言】
日本は今もって、石炭火力発電にしても、原子力発電にしても、エネルギー転換を進めることのできない国です。多分に日本経済の体制が、旧態依然としたまま新たな体制への切り替えができないためです。古い体制の人たちは、新しい事業の台頭を快く思いませんし、できるなら自分たちの資本によってカバーしようとします。このままでは、大企業と同時にこの国の勢いも衰退しそうです。
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