近年、日本の子供たちの読解力低下がよく話題になります。世界レベルの学力調査によると、文章の内容を理解する能力が低下していることが問題になっています。これは子供だけでなく大人のわたしも心当たりがあります。
新聞やネット記事を深く読み込まなくても、何となく判ったような気持ちになっていることがよくあります。後から整理しようとして、よく内容を理解していないことに気づくからです。
そこで考えたのが、文章を図解やイラストに置き換えて書くことで理解しようとする試みです。新聞広告で、ダイヤモンド社から出版されている日高由美子著「なんでも図解」という本を見つけました。
20年9月に売り出されていて、わたしは3版で購入していますから今は5版くらいまで売れているのではないかと思います。本の大半は、モデル文を図解で整理するとどう描くか、日高流の図解への転換方法が書かれています。
また固有名詞をビジネスアイコンで描くことも勧めています。読む人が理解しやすく、早く描くことを目的にしていて、自分自身が理解しやすいと同時に第三者にも納得されやすい手法です。
今の時代は、文章だけを並べる表現が次第に分かりづらくなっています。カタカナやアルファベットで書く表現も増えています。また、書いた文章を人に見てもらうプレゼンテーションの必要性も増えています。
自分の場合は、年齢と共に読解力が衰えている事情もあります。何かしら新たな方法を考えないと、これまでのままでは発想までもが古ぼけてくるような気がします。図解で描く方法は、古い殻を破ってくれると期待しています。
【ひと言】
環境を変えることで考える発想も変わることを信じている一人です。机に座って考えるのと、立ち上がって立ったままで考えるのでは、立つ方がアクティブになれるような気がします。今、立ったままで1時間程度の会議をしたり、レゴを組み立てながら会議をする会社もあります。毎度同じ場所、同じ席、同じメンバーでは何も生まれないことははっきりしています。
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