地球温暖化の進行によって、秋刀魚や鮭が不漁になりスキー場が雪不足でオープンできなかったり、マイナスイメージの話しをよく聞きます。一方で、寒冷地の北海道産米の品質が向上して、過ってのように業務専用米として安く買い叩かれることはなくなりました。
似た話に1本300円以上で売られる埼玉県産バナナがあります。バナナと言いますと、熱帯地方の果物ですから埼玉県で生産していることが驚きです。しかも、日本で最も出回っているフィリピン産は、一房5本くらいついて200円程度。
どう計算しても1本300円で売れるはずがありません。不思議なもので、1本300円で売られていると知ると、一度はそのバナナを食べてみたい欲求が沸いてきます。ネットで注文しようとしましたが商品一覧には、「現在出品されている商品はありません」
調べてみますと、バナナの輸入にあたっては海外から害虫が入るのを防ぐため、バナナが熟する前の緑色の固い身の状態で輸入するよう法律で規制されています。我々が長いこと食べてきたバナナは、本来の味のバナナではないようです。
国内でバナナを生産しますとこの規制を受けませんから、黄色く熟するまで時間を掛けたバナナを収穫、出荷することができます。埼玉でバナナ生産を手掛ける会社は、本来は住宅建設会社で業務上関わっている太陽光発電システム導入の一環です。
単に温暖化で気温が上がったのを利用しただけのバナナ生産ではなさそう。しかも、生産したバナナは市場にだすことはせず、自社でネット販売だけで全て売りさばいています。1本300円で売るためには、コストも掛かっているでしょうし技術的試行錯誤もしてるはず。
今後、世界各国が脱CO2に取り組むとしても、地球の気温が下がるには長い時間がかかります。収穫の難しくなった農産物や魚介類を追いかけるよりは、温暖化に伴って新たに収穫できる産品を探す方が判断としては正解なのでは。
【ひと言】
バナナを生産しているカネザワという会社、HPを見ますと元々は木材業者だったようです。そこから住宅建設に進出し、住宅に付随するカタチで太陽光発電システムの販売に。発電システムを活用したビニールハウスによるバナナ生産は、その流れで生まれています。地元名産の梨やブルーベリー生産にも手を広げるほど、新規事業には力が入ります。気候変動を嘆くよりも、利用して何ができるか考えることも必要です。
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