現代は、これまで想定していなかったことが次々に起こる時代のようです。本来なら起こっておかしくないけれど、そうは怒らない自然災害や人為的事柄が、急に次々と起こり始めています。
震度7以上の地震ばかりでなく、巨大津波が発生しましたし、風速30M以上の強風は内陸でも発生しています。1時間に50ml以上の豪雨が、各地で降って大変な水害被害ももたらしています。
自然災害ばかりでなく、国の借金が1100兆円を超えるなんてこともほとんど想定しなかったこと。世界一の借金大国日本は、不況が発生したときには最も大きな負の影響を受ける国になりました。
新型コロナウイルスの感染拡大も、過去に何度も研究機関から警告が発せられていましたが、まさか現実に世界規模に発達するとは思っていませんでした。ここでも起こっておかしくないことが現実に起こりました。
今、世界レベルの高度な知識は、新型コロナに対応するワクチンや予防薬の開発に全力を挙げています。ただウイルスの側も、人間に負けないための進化を遂げているはず。人間よりも長くこの地球上に存在するウイルスですから。
「コロナウイルスに打ち勝った証として、国民の皆様と共に来年のオリンピック、パラリンピックを必ず成功させる」という安倍首相の発言は、これまでの人間と自然界との歴史を考えると論外の発想です。
新型コロナウイルスをはじめとして、今後ますますこれまで経験のしたことのない事象や現象が起こると考えた方がよさそうです。そのため、既存の発想で取り組もうとすると、コロナ禍での各国政府のように判断を誤って大きな被害をもたらします。
そこで必要になるのは、「変化への対応力」を身に着けることではないでしょうか。従来の、変化に対し正解を求める発想ではなく、正解の方向性を考える習慣を身に着けることしか、今の時点では変化の対応性は分かりません。
多分、思い込みや先入観の少ない人は有利なように思います。社会の変化に対して日ごろから敏感なことも大事です。これまでとは違った発想が必要ですから、新たに起業する人にはチャンスでもあります。
【ひと言】
「変化への対応力」を分解すると、世の中の変化に気付く能力が入口です。次いで、今はどのように行動するとよいのか、深く考える力が必要です。その後に行動力が問われます。この3つのステップが、「変化への対応力」ということになります。決して、従来型の優秀な人に向いているステップとは思えません。特に、変化に気付く能力はこれまで注目されなかった世界です。
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