もしこの先コロナ感染が収まって、人が集まり酒を飲み交わす時間が再び戻ってきたら。1年半以上続いた緊急事態の時間を持て余していた時に、何をしていたか集まった皆さんの話題になりそうです。
そんな時に、コロナ禍をきっかけに本を読むようになったとか、日記を付け始めたとか、仕事のデータを整理し始めたとか、各自それまでやらなかったことを始めた人がそれなりにいるような気がします。
一方で、コロナ禍はそう長続きはしないと決め込んで、従来通りにテレビ鑑賞やゲームに興じて時間を潰していた人もいるはず。コロナ禍においては、これまでにはないまとまった自由時間ができたと思います。
しかも中高年の人にとっては、会社帰りに同僚と軽く酒を飲む習慣が不可能になりましたから、帰宅後に何か始めようとするには最適な時間があったはずです。
コロナ感染というと、人類にとっては悪いことばかりが思い浮かびますが、一人で何かに取り組もうとする人には悪いことばかりではありません。特に会社勤めで集団でばかり行動することの多い人には、願ってもない一人の時間がもてたはず。
後年、自分の人生を振り返るようなことがあったとしたなら、コロナ禍が人生のギアを入れ替えるきっかけとなる人がいそうです。起業するきっかけをこの時期に見つける人がいてもおかしくないです。
現在はコロナ禍の後半に入っているような気がしますが、これからでも遅くはありません。何かを始めるきっかけとして、コロナ感染拡大の最中にアイデアが浮かんだなんて、ストーリー性があります。
【ひと言】
1990年代後半の金融危機や、08年のリーマンショックをきっかけにして事業を立ち上げた人は少なくないです。会社からリストラを告げられたり、勤務先が倒産したりで追い詰められての起業もありますが、多いのは大不況のなか自分なら新たなニーズをビジネスにできると考えるタイプです。特に、DXによってコロナ後の新たなニーズが生まれていますから、この機会を見逃す手はありません。
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