日本社会は、近代国家に装いを変えた明治以降、ほぼ40年周期で変化していると言われます。明治維新から40年が過ぎた頃には、日露戦争での勝利があり、世界列強の一国とされるほど急激な成長がありました。
次の40年では大戦での敗戦を経験し、ほぼ全てを失うことになります。維新の時と同様に振り出しに戻りました。ここから再び日本社会は全力で成長戦略を推し進め、経済大国の道を歩むことになりました。
その後の約40年は、バブル経済をピークに、再び敗戦時のようなデフレ経済のどん底を経験しているのが現代です。大体、2025年頃に底を打ち、そこから再び上昇気流に乗れるかどうかの淵に立つことになります。
その転換点を前に新型コロナウイルスが流行しているのも、何かの因果関係があるのかも知れません。今から40年近く前の転換点を思い起こしてみますと、兆度パソコンとインターネットとが普及する入口に合致します。
現在までの40年近い歴史を生き残っている会社の大半は、パソコンとインターネットを早期に取り入れ、IT化を他社より早く進めた会社です。この時判断を間違え、導入をしなかった会社の多くは市場から消えています。
今後再び我々は、新たなテクノロジーや経営戦略の導入に関して判断を迫られることになります。その課題が何なのか、今の時点ではまだその内容に関して、わたしにはぼんやりとしか解りません。
ただ大きな社会変化が起こること、そこで変わることができなければ事業の継続が難しいのは確かです。また、間違った方向性に進もうとしても継続はできないと思います。特に、変数として新型コロナ感染のあることが一層難しく企業間競争を面白くしています。
【ひと言】
今後の社会変化に関していうなら、日本は多くの変数を抱える国です。人口減少、米中冷戦、ゼロ金利、地球温暖化、高齢化社会、膨大な財政赤字、自然災害の多発、ゼロに近い経済成長、その上に新型コロナウイルスの流行です。他にも、変化の要因はまだまだありますし、これからも発生します。これらが微妙に社会を変えていき、新たな需要と失われる需要とを生みます。
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