これから起業をしようとしている人、会社で新規事業に取り組もうとしている人、皆さん情報収集にはとても熱心です。焦点を新しい情報や事業にばかり当て、自分のビジネスに少しでも役立たないか必死になっていなす。
ところがビジネス本や経営書にも書かれているように、現代におけるイノベーションは古くからのビジネスとビジネスの組み合わせ。そこにネットワークをつなげることによって、新しいビジネス・事業が生まれる仕組みです。
そこで云えることは、メディアの登場しているビジネス情報は既に誰かが実現していることばかり。他人がスタートさせているビジネスに焦点を当てるよりは、自分が新しいビジネスを創る側にいることが大事。
そのため今必要なことは、日ごろ情報収集に遣っている時間の6割、7割を、自分が毎日取り組んでいる仕事や個人的趣味に向けてみては。わたしの場合、具体的には仕事に取り組む「方法」を考え直しています。
多分に仕事の方法に関しては何も深く考えず前任者を踏襲したり、最初にネット等で調べたままの方法を続けているだけです。あまり深く考えずに、手っ取り早いだけの方法が継続されています。
新しい方法を考える時のポイントは、仕事の「目的」が何であったか振り返ること。本来、最重要課題であるはずの目的をまったく考えずに、単に早くてきる、安くできる、誰にでもできる目的で継続されているケースが多いです。
人真似ではなく、自分で起業や新規事業の業種を探すことが大切です。特に、これまで全く関わりのない業種をはじめようとするのは、プロがひしめく今の時代では自殺行為に近いものがあります。
それよりも今の事業における方法の研究をステップに、その方法変化を他の業種に生かせないか。また、今の業種を掘り下げるために方法を変えることで実現できないか、自分の頭で考えるきっかけにしてくだい。
【ひと言】
これから起業する場合、どんな業種で開業を考えていますか。意外と多いのは、自分がこれまで関わってきた業種はよく知っているだけに難しく、それよりは利益が上げやすいとか、競争が激しくなさそうなのでといった理由で、これまで全く縁のなかった業種に参入する人が多いです。これって、自分が働いていた業種をよく知らないから参入する人もいると云うことです。そして、厳しいはずの自分の業種で成功している人も少なからずいます。
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