新型コロナ感染の長期化により、起業や新規事業を実行するタイミングを見失っている人が少なくないです。これまでの予定では準備期間1年を経て開業しようと思っていた人が、コロナ禍で目途が立たなくなっているようなケースです。
まだ勤務先を退社していないことは救いですが、これから先の計画をどうしようか悩んだままです。パーソナル総合研究所の発表では、自社社員の副業を認めている会社が55%に達しています。多分に大手企業を調査対象にしての話しでしょうが、それにしても最近の2年で増えました。
この調査は今年3月1500社を対象に調べた結果ですが、コロナ禍以降どこの会社も社員の給与を減らしていますから、その社員の副業は認めざるを得ない環境です。ただ、問題は副業を提供する会社をどのように探すかということ。
このパーソナル総研の調査でも、副業する人に仕事を依頼している会社は23.9%です。これまでに副業を探した人の話を聞きますと、ネットを通じ副業者を募集している会社の仕事内容はIT系とその他一般とに分けられると云います。
IT系の場合、仕事もバラエティーに富んでいて料金も高いようです。一方その他誰にでも出来そうな仕事の場合、希望者が多く料金も安いようです。一般的に、副業者への依頼経験の多い会社ほど質の悪い内容の仕事が多いといいます。
そのため安易にネットを通じて副業を探すよりは、知り合いなどを通じて副業者を探している会社を紹介してもらう方が筋のよい仕事があるようです。ただ、この知り合いを探す作業が大変な労力を使います。
それでも副業をすることによって、勤めている会社で仕事をする自分と、もう一人の別の仕事をする自分を創ることが可能です。人間は色んな顔をもっているといいますが、別の組織で仕事をすることは他の世界でも生きていける自信になります。
【ひと言】
副業を持つコトの効果の一つに、他社の仕事の仕方を知る体験をできることがあります。これまで1社だけの仕事をしている人は、仕事の方法は自社の方法が全てを思いがちです。ところが、会社によっても業種によっても、仕事の方法は10社あると10の方法があります。最近は業務用ソフトが同じ会社あって似ている点もありますが、それでもバラバラと思った方がよいです。そのため、起業したときの業務の処理法に副業は参考になることもあります。
人気ブログランキングへ