これから起業しようとする人の中には、自分が突き進む事業の寿命を考えて始める人と、ほとんど何も考えず始める人とがいます。大半の人は、まだ始めてもいない事業の寿命など、無視しないと始められないかも知れません
それでも、どんな事業にも寿命はあります。インターネットが普及するまでは、一つの事業に取り組んで収益を上げながら、新たな時代の事業に取り組んでも乗り遅れることはありませんでした。
技術革新の波が次々と押し寄せる現代は、一時代古い技術やノウハウに支えられている会社は消えています。ガラ携のソフト開発をしていた会社は、スマホアプリの時代になって、ほとんどが姿を消してしまったのが良い例です。
テレビの人気タレントが3年とか5年で画面から消えるように、ビジネスの世界の会社もひっそりと消えています。また、以前とはまったく違った事業を行いながら生き延びている会社は意外と多くあります。
起業するとき、事業の寿命を大雑把にでも考えておくと、その後の展開も読みやすくなります。人間の寿命と同じで、会社もいつまでも生き延びていけるわけではありません。
これはビジネスの世界だけでなく、お笑いの芸能の世界でも、コンサルティングの世界でも、スポーツの世界でも同じこと。前もって意識して事業をするか、まったく考えないで始めるかの違いです。
一度起業して事業のノウハウを身に着けると、その後の人生やビジネスに無形の資産が積みあがっていることは確かです。能力を身に着け、新たなビジネスに挑戦する人は決して少なくないです。
【ひと言】
この4、5年ビジネスに関するスキルや考え方が急速に向上して、以前と違って曖昧な部分が減っています。今は起業する前から、「もしその起業で失敗するとしたら、その原因はどこにあるか」を探るようなことも行います。リスクを最小限にすることと、事業の持続性を考えることが大きな命題となっています。
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