新年おめでとうございます
年の暮れから連日寒い日が続いていますが、日本経済も負けずに寒く厳しい一年になりそうです。2020年、21年と新型コロナ対策で大量の資金を世界各国政府は使いました。この市場に出回っている資金を経済正常化のため、回収に向かうのが22年という年になりそうです。
各国の中央銀行は金利を引き上げ、株式や不動産投資に向かっていた資金を国債に向かわせようとしています。現在の資金の流れを放置しておきますとバブル化する可能性が高いからです。どこの国も1990年代の日本経済の失敗をよく知っていて警戒心は強いです。
昨年までは、過去最高値で沸いた米国ダウ、ナスダックの証券市場も、今後は梯子を外される心配が強いため昨年のように高騰が続くことはなさそうです。市場の風向きがすっかり変わり、これまでもてはやされた格付けの低い株は売られ、不況色も徐々に強くなりそうです。
日本の場合、アベノミクスによって始まった金融緩和をここで止めると、国の予算の国債費が膨らんできます。金融緩和を止めることは難しいですから、代わりに円の為替価値が下落することが考えられます。予想通り円が下がるとわが国の経済はどうなるのか?
ここまではわたしでも考えられることです。ここから先の自分のビジネスはどうなるのか、考える必要があります。現在のように変化の激しいときは、考える力のある人がビジネスには有利です。もし考えが間違っていても自分で考えたなら修正が可能です。是非考えてみてください。
【ひと言】
出版物の流行は時代を反映するといいますが、最近のビジネス関連の書籍では「思考」をテーマにした本がよく売り出されています。今の時代を的確に分析する内容の本が求められていて、「思考」方法が必要なようです。学生が取り組む問題も、過っての単純に正解を出すための問題から、最近は正解を導くための方法を問う問題に変わっています。正解のない時代に入っていますから、自分だけの方法探しに頭を切り替えるときです。
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