今から50年以上も昔、アメリカとベトナムとの間でベトナム戦争が起こりました。当時、日本の学生はベトナム戦争反対で各地でデモが発生しました。ただ当く離れたベトナムの地での戦争のため、戦場で何が起こっているのか誰も知ることはできませんでした。
現在ウクライナで発生している戦争の方が、画像で詳しく報道されていますから身近な戦争として感じることができます。しかも戦争と同時に、世界の累積死者数614万人を数えるコロナ感染も、世界的な規模での大流行が進行中です。その上に世界規模のインフレも発生していますから、現在の世界は異常事態が次々に発生する真っただ中にあります。
これはヨーロッパやアメリカばかりでなく、日本に住んでいてもメディアを通してばかりでなく、コロナ危機や物価上昇などで異常さを肌で感じているはず。ウクライナ戦争においては、一つプーチン大統領がやけっぱちになると、隣国ロシアが核兵器を使用するかもしれない危機的な中で我々は生きていることになります。
このような現代人は過去に経験したことのない異常時なのに、多くの人は誰からが何とかしてくれるだろうとのんびりとしています。今の日本の財政事情を考えますと、コロナ対策費用を捻出するのに大変な思いをしておかしくないです。ガソリン価格も暴騰して車に乗れない事態になってもおかしくないです。
本来、危機的状況の時には国民も危機感を持って現状を突破するため、120%の能力を発揮して考えることが必要です。人類は幾度もそのような経験を重ねて生き延びる術を身に着けました。日本政府はこの危機の中にあっても、まるで何も問題がないかのようにふるまっています。
この裏付けのない安心を押し付けることが、本当に社会のために良いのかどうか考えるべきです。個人のためにも考えることが必要です。結局最後は、目のくらむような多額の借金だけが残って、政権を放り出す事態もない話ではありません。せめて個人でこの危機を受け止めて、自分なりの脱出法を考えましょう。
【ひと言】
自民党政権が民主党に政権を奪われ、2012年に政権を奪い返して以降、安倍政権で金融緩和を実施していることもあって、けた違いに金払いがよくなりました。難問が発生するたび「カネで解決する風潮」が強くなっています。特に、コロナ感染の発生以降は給付金や助成金などどんどん資金を出しています。「コロナだから仕方がない」といえばそれまでですが、最後は国民が使った資金の後処理をする必要があります。税金なのか、円切り下げなのか、他に方法があるのか分かりませんが、難題はこれから始まると思った方がよさそうです。
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