一般的にはあまり知られなかった民間私書箱が、ここにきて密かに人気を集めている。
民間私書箱は、匿名性の高い郵便物の受け渡しを行うための会員制組織。ビルの一室を郵便物の宛て先にしておき、会員全員の郵便物を一括して受取って、それを運営者が小分けして個々の会員に引き渡すシステムになっている。
宛名は実名でなくてよいところから、人にあまり知られたくない郵便物の浮気のラブレターなどの受け渡しで、1960年代から東京など大都市には存在していた。
その後、インターネットや携帯電話の普及で、私書箱の必要性はますます薄れたかと思われたが、最近は個人情報の保護のために私書箱を活用する人が増えている。
実名だけでなく、住所も明かす必要のない私書箱を、第二の住所として使っているのだ。ポイントカード会員や商品のカタログ請求、不特定多数からの郵便物の受取先として私書箱は重宝されている。
上手い宣伝文句が効果を発揮すると、民間私書箱は全国に開設される可能性がある。起業のチャンスだ。
IT 起業ばかりではなく、アナログ起業もしっかり社会からは受け入れられる、良い例が民間私書箱かも知れない。
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