ビジネスに関わっている人なら、一日に幾度となく意思決定を行っているはずです。特別に意思決定の方法など学ぶこともないでしょうから、その決定につながるプロセスなどほとんど各自バラバラと思います。誰もが何度も失敗や成功を重ねそこで身に着けていると思います。
どの方法が良いとか悪いとかいうことはできませんが、やはり失敗を重ねている人の意思決定は悪いはずです。そして悪いなりの理由がそこにはあります。悪い方法なら考え直して、少しでも良い方向に向うように考えるとよいです。
まず初めて起業する人に多い傾向ですが、何でもよいので自分の考えるビジネスに関わりのある情報を多数集めようとする人。人間が吸収できる情報量には限度があります。あまり集めることばかりに熱中するとそれだけでタイムアウトになってしまいます。
意思決定にとって大事な時間をなくして、単に時間ばかり無駄に使ってしまうタイプです。最後は、可もなく不可もない決定をしてしまう残念な人。情報収集をする前に大事なことは、どのような情報は信頼できるか事前に調べて無意味な情報源は切り捨てることです。
また精度の高い情報を集めるにしても、人間の脳の特性として最後に脳に入ってくる情報が、最も素晴らしいと考える仕組みも排除する必要があります。最初の頃の情報は頭の中で自然に忘れてしまいますから、この流れを考え直すことも必要です。
もう一つ大事なことですが、自分の好みか嫌いなことを基準に判断する人もいます。これはビジネスで失敗する大きな要素です。上手くいくおこのか失敗するかは、自分の好みよりは取引相手の好みによって決まることが多いです。
しかも諸々の条件や要素を考え合わせた上で自分の頭で判断することです。最近は、他人の意見をそのまま鵜呑みにして判断する人が多く、どこの会社も似たようなアイデアを出してきます。本人が判断しているというより、ネットでAIが判断しているケースが多いです。
【ひとり言】
生成AI(人工知能)の普及が広がるに従い、個人の能力差も
どんどん広がると云われています。脳は使うと使うほどレベル
を上げていきますが、AIに頼ると頼るほどレベルは下がりま
す。スマホで簡単に調べることができる反面、脳内に記憶する
ことが苦手な人が増えています。この場合も考える力はなくな
っているのではないでしょうか。
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