先日、小さな集まりでAI(人工知能)が市民生活に与える影響の話をしましたが、その中で「AIの本質はデータの利用にあり、みなさんも日ごろの生活においてマメにデータの活用をすること」をお勧めしました。
「特に、病気の時のデータは自分の寿命を左右します。健康手帳に記された薬の記録をデータと考える人が多いですが、本当は身体の変調をこまめに記録しておくと、お医者さんの判断に重要な役割を果たす」というものでした。
知人の外科医に教えられた事とAIとを絡めて伝えただけですが、その女性のご主人は狭心症の初期診断でとても役立ったようです。日ごろ心配している病気のある方にはお勧めのデータ作りです。
一方、反対にデータ活用で失敗した例ですが、わたしは先月からWebサイトのホームページ作りをしています。過去に何度かホームページを作っていて、自分で過去のデータを見ると楽に作れると思っていました。
ところが過去のデータがなかなか見当たりません。今年の5月にパソコンを買い換えたのですが、古いパソコンに入れたままにしておいて、新しいのにデータを移行する時に行方不明になってしまったようです。
データを多く集めるばかりでなく、その保存方法に関しても知恵を絞る必要があります。集めたデータは、必要とする時に直ぐ出すことができないなら、最初からないのと同じことです。
また、ときどき目を通しておいてデータの変化に注意を払うことも大事です。これまで作成することばかりに注意を向けてきましたが、データの時代の進化に伴い管理方法まで視野を広げる時代になっています。
特に、パソコン上でワンストップ管理をするよりは、ノートなど紙を用意してデジタルとアナログによる管理の方が安全なことは確かです。デジタルばかりを信用していると痛い目に遭うことが度々ありますから。
今年は円の為替相場が年初の予想よりも安くなって、1年で約20円も下がっています。1ドル=130円から150円まで下がっています。年初の専門家の予想では、100円程度まで円高に振れる考える人も多くいましたが、ほとんど円高局面はなくて下げばかりが目立つ一年でした。今後もこの流れは変わりそうにありません。なぜなら円高に振れそうな材料がほとんどないからです。この10年以上に渡った政府の金融緩和政策は、失敗に終わったことがはっきりしました。誰も文句を言わないのは何故なんでしょうか。
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