起業もその一つですが、会社定年後をどう生きようか頭を悩ませている中高年の人は少なくありません。生成AIの登場以降、ビジネス世界の変化は想像以上に早く、自分がついていけるのかどうか、老後の生活費用をどうするか、不安は膨らむばかりです。
現在のわが国の社会保障を考えますと、40代や50代の人ばかりでなく、逃げ切れると云われた60代以上の人たちの多くも、不安を抱える社会になりつつあります。ただ、誰もが不安ばかりかというとちょっと違う視点の人たちもいます。
主に社会が変わることに恐れているのは「待ちの生き方」をしている人たち。逆に、これから何かを始めようとする「攻めの生き方」の人たちにとって、社会変化が起こることによって既存の成り上がりに代わるチャンスが拡がると思っています。
これから起こるモノゴトに対し、早くから対応を準備する人は絶対に有利です。定年が視野に入ってからその後の人生を考えているようでは、全てが後手後手に回る人生を送ることになります。
ただ、早くから起業だけを一本に絞ることもないのでは? 起業に関しては向き不向きがありますし、上手くいくには時の運も大きく影響します。起業的視点をもって社会を見渡し、自分のこれからの仕事に生かすことを考えてみては?
そのための方法として、「自分は将来、何をやりたいか」「今は何ができるか」を考えて整理してみます。その上で、「何をしたらお金が稼げるか」につなげていきます。
現代は老後の不安が大きいですから、多くの人がネットや書籍を通じてどのような老後を過ごすか考えることがあると思います。ただ、不安が大き過ぎて考えることを諦めてしまったり、真剣に考えることさえしなくなっている人も多いです。
自分の人生に関わることですから、簡単に考えることを止めずに時間をかけて取り組んではいかがでしょうか? これからの時代、生成AIの普及によって残りの人生はこれまで以上に長くなることもありそうです。
これまで起業や会社勤めで上手くいっている人、失敗した人を多くみてきました。その違いをよく考えるのですが、一般の人がよく言う個人の能力の差でないことは確かです。能力の高い人ほど簡単に諦める傾向があります。わたしは、持続性に強い意欲のある人に注目しています。持続的にモノゴトに取り組むことによって、能力は何倍も高まると思っています。
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