現在は学習塾全盛の時代で、市街地での塾同士の競争は激しいが、それに伴って大きな利益も上げている。
高齢者向けの宅配弁当店「宅配クック1・2・3」をFC展開しているエックスヴィンの高橋洋社長は、弁当店の以前は学習塾の専任講師をしていた。
塾の講師という仕事は、子どもたちの人生に係わる責任の重い仕事をしながら、その身分となるとあやふやところが多い。大学生のアルバイトなら気楽だが、専任講師で経営者から一校を任されている身となると、給料もよく責任も重い代わりに、将来に対する不安は付きまとう。
高橋社長は1999年のそんな時期に、弁当店を経営していた知人から店の譲渡を持ちかけられた。店の経営状態を調べてみると、月の売上げの約1割が、高齢者宅への弁当の宅配が占めている。
話を聞くと、別に宣伝をした訳ではないけれど、近くの病院を通じて紹介された高齢者宅に弁当を宅配しているうちに、お客さんが広がっていったと云う話。
高齢者宅と配達と病院をポイントに、高橋社長が考えた戦略がまんまと当たり、現在は全国340店舗のFCを組織するまでに成長している。
塾の講師と宅配弁当店とを結びつける線は考えずらいが、日頃からの起業家マインドが講師を経営者へと押し上げた。
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