やっと自民党と立憲民主党の代表選挙が終わりました。国政選挙になるとどうしても行政に影響がでるせいか経済も停滞します。選挙は思いのほか経済に大きな影響を及ぼすため関心も強くなります。自民党の代表選では、高市氏が総裁になるかどうか気を揉んだ人も多かったと思います。
首相に就任したなら靖国参拝を実現すると公言していました。あの安倍元首相でさえ、他国への影響を考えて踏み留まった靖国参拝です。日本経済にとって中国、韓国との貿易量を考えますと、靖国と引き換えに対日製品への不買運動発生では採算が合わない話です。
それでも首相になるためなら、国民の犠牲など考えない人が首相になるのは怖いです。安倍元首相は2012年の首相就任以降、中国と韓国に対して高圧的な態度を続けてきました。考えてみますと、東アジアの日本を取り巻く環境は中国、韓国、北朝鮮、ロシアと反日の各国に囲まることになります。
台湾は中国領であり、日本政府は正式に台湾が中国の領土の一部であることを認めています。いくらプーチン大統領と仲が良かったとはいえ、ロシアの軍事力を警戒しにほn日本は北海道に多大な防衛力を配備しています。今回高市氏が真似たように、安倍元首相の防衛戦略はあまりにも好き嫌いを基本にした稚拙なレベルです。
選挙対策もあって無理くり中国と韓国とを仮想的敵としたため、海の周りはすべて敵国ばかりに。早い話が、日本の安全をとるか靖国神社をとるかの状況を作ってしまいました。中国の横暴を非難するために韓国とスクラムを組みことは基本のキと思います。高市氏が総裁選に負けたことは当たり前のことです。
何よりもアメリカは、靖国神社や韓国排斥に対して警戒心を強めていると言われます。日本経済にとっても、対中や対韓との経済連携を抜きにした経済成長はありません。今回何とか暴走は踏みとどまりましたが、火種は自民党内に残ったような気がします。これからは与野党間の政権交代を実現して、まともな民主主義を実現するべきです。
同じ政党が長く政権の座にあると、間違いなくその政権は腐っていきます。裏金にしろ統一教会にしろ、政権に長く居続けると検察庁の仕事は政権を守るための装置の一部になります。安倍元首相以降、政権を揺るがす事件のすべてがかすり傷程度で終わっています。結局、国民がこの歪みを正そうとするなら、選挙を通じて政権交代を実現する以外に正す方法はありません。
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