歳を重ねるに従い、ビジネスにおいても私生活でも行き詰っていると言う声を聞くことが多くなりました。わたしも他人事ではなく、この行き詰まりの連続です。それを乗り越えるためまず考えたのは、億劫がらずにこまめに小さな目標を設定することから始めるようにしています。
目標の設定と言うと、ビジネスではよく山登りに例えられることがあります。最初にまず小さな日ごとの計画を設定し、その延長線上で目標をしっかり立てます。目標を実現するためのきめ細かい心構えを決めると、そのまま登山に向かう準備が出来上がることになります。
登山の場合、たとえ低い山であっても、怪我や遭難に遭うことがあるのでビジネス以上に真剣です。またビジネスの場合は、最初から大きな事業を目標にする必要はありません。この流れで最も大事なのは、毎日飽きずに目標に向かって取り組むことです。
次第に慣れてきたら、計画を設定し、目標を決め、時間調整と情報集収、それに自分なりのアイデアを考え合わせて前進します。手近なところでは、まず机とその周りの整理をはじめ、序にどこででも考えられるように小さなメモ帳の準備をしましょう。
机整理など大袈裟なと思うかもしれませんが、普段必要性を認めていながら、いつまでも手を付けられない作業に取り掛かることは、目標設定には最適な仕事です。狙いは、このような小さな目標を、自分の空いた時間にいくつも制覇することで、目標作りが億劫でなくなります。次第に大きな課題に取り組むための意欲も湧いてきます。
全ては自分なりのスタイル作り、何度も何度も目標、検証を繰り返すことにより、起業やビジネスという高い山に登ることにも気後れすることがなくなります。
若い人と違って、50代60代になりますと目標を設定することが難しくなります。最近は、わたしの周りにも仕事を辞めリタイアを考える人が少なくありません。実際に既に辞めている人もいますが、今度は辞めてからの人生の過ごし方が難しくなります。高齢になって目標がなくなった人ほど、毎日を過ごすことに苦労する人が多いです。歳をとっても、目標を考えることは大事です。
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