若者のアルコール離れが云われてけっこう時間が経ちます。昔の若者と違い、今の若者でアルコール好きな人は少数派とされてきました。コロナ感染が広がって以降、居酒屋は感染場所とされ閉店するケースも増えました。今後も開業よりも営業を止める店の方が多いのではないかと心配する人もふ増えています。
現在はインバウンドで来日する観光客が多いため、居酒屋営業はまだ成立しています。ただ外国人客が減った時に、日本人だけでは営業が難しいと考える人が多いです。ところが若者ばかりを対象に、居酒屋の開業が首都圏を中心に増えているとも云われます。現在は居酒屋第4世代の真っ最中だとか。
第1世代は1970年代、戦後生まれの団塊世代が20歳を過ぎるころから「養老の滝」「つぼ八」「村さ来」などわが国初の居酒屋チェーン店が誕生しています。それまでの昔ながらの一杯飲み屋とは風情が違い、初めて登場したシステム化した酒場という感じでした。それこそ爆発的な人気の店です。
90年に入ると総合型の飲み屋の登場です。第2世代といわれ「甘太郎」「和民」「白木屋」など、メニューの多さにびっくりしたものです。2010年からはメニューの専門性で人気を得ている第3世代が登場したしま。「鳥貴族」「磯丸水産」「串カツ田中」など、今が最も脂ののっている居酒屋です。
今回話題に取り上げるのが第4世代で、そには「それゆけ!鶏ヤロー!」、「新時代」「とりいちず」などあまり馴染みのない店舗。ほぼ首都圏での営業が中心で、それゆけで76店、新時代が180店、とりいちずは47店で、第3世代までの人気店とは出店数で1周も2周も遅れている状態です。
ただ40歳以上のお客さんは入店を断ったり、低価格の新メニューを売りにしたり、第4世代も新たな居酒屋像作りに励んでいます。アルコールを多く飲むことより、大騒ぎする場所が求められているとも感じる第4世代、日本から居酒屋が廃れていくと考えるのは早とちりかも知れません。
これまであまり若者がアルコールを飲まなかったのは、デフレ経済がこの国を覆っていた閉塞感が影響していたのかも知れません。物価が上昇し金利が上がり、社会全体が揺さぶられている感じのする現在、とても飲まなけりゃやってられない感が出ているのかも知れません。社会が鬱から躁に転換が進むと、アルコールは自然と飲まれるようになるような気もします。
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