最近わたしはネットで検索をするとき、google 検索より chatGPT キーワードを使って検索することが多くなりました。googleの場合は広告が多いですし、こちらの調べたい事柄とは違う内容のケースが少なくないです。その点chatGPTは文章で問い合わせますから、回答も具体的で的外れがほとんどなくなりました。
Googleが提供しているキーワード検索は、1990年代からほぼ30年近くに渡って世界で利用されてきた検索です。日本ではヤフーでもキーワード検索をできますが、こちらもgoogleのシステムが利用されています。世界の検索の9割以上をgoogleが支配し、収益の6割近くをこの検索関連の広告と言われます。
このままchatGPTがキーワード検索以上に利用者が増えると、ネットのメインプレーヤーが入れ替わる可能性が高くなります。ネットの世界でも、いつまでもGAFAMだけが幅を利かせているわけではなさそうです。Apple もスマホ販売が徐々に縮小をはじめ、今はアプリ販売に軸足を移し始めています。
検索では今後伸びそうなchatGPTですが、この世界にも大きな変化が待ち構えています。これまで過去のネット上の蓄積データを取り込むことで膨大な情報提供を可能にしてきました。そのデータも今後1、2年で取り込みが終わり、その後は新たな収集方法をAI各社が独自で考える時代に入ります。
今は最大手のopenAIにしても、まもなく新たな情報収集の方法を考えないと新しい時代に対応できないことになります。「 chatGPTがこれまで情報収集をしてきたネットのデータが尽きた時、その後は何を集めるのでしょうか」という質問をChatGPTにしてみました。
「リアルタイム情報収集の強化」 「モデルの自己改善」などと答え、情報源が尽きるのは考えずらいと言ってます。ただネット環境が変化を続けていることは確かです。この速さに対応するのは難しいこと。例え技術者が対応を考えたとしても、利用者に受け入れられないとそこで進歩は止まってしまうことになります。
インターネットが普及して既に40年近く経ちますから、ネットのメインプレーヤーが入れ替わるのは当然です。ただGAFAMは巨大になり過ぎましたから、入れ替わるにしても時間はかかりそうです。日本のメディアでも、テレビからネットに現在移行が続いていますが、この先まだまだ時間はかかりそう。先の選挙においても、この移行のなかの一つの現象と考えるのが自然ではないかと思います。
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