いつもマイクロソフトのワードで書いていますが、microsoft365に生成AIのCopilotが加わってからどうもワードの調子がおかしくなりました。もしかすると全く関係のない件かも知れませんが、全体の調和という意味では無関係とも言い切れないのでは。巨大ビジネスの都合に利用者が振り回されるのは被害妄想でしょうか。
中居正広氏にまつわるトラブルでは、フジTVの会社ぐるみの問題へと広がりを見せています。フジ女子アナに対する中居氏の個人的問題と思いたい人たちがいる一方、テレビ局による長年の悪習を問題とする人たちも。この問題にこれまでにない大きな影を落としているのは最近のメディア報道の流れです。
昨年わが国では、都知事選挙、総選挙、兵庫県知事選挙と話題の選挙が続き、メディア報道の多くをこれら選挙がらみの話が占めました。そこでの中心的な役割を、従来のテレビ報道からネット情報へと国民の視点が切り替わっています。特にこれまで選挙への関心の薄かった若者のネット活用が活発になりました。
情報空間での視聴者の大移動が進み、エンジンの役割を果たす企業の広告費もテレビからネットへと移動が始まっています。現在起業を考える人の多くも、ネット広告なら費用の面でも効果の面でも対応できると考えています。一方テレビはというと、みなさん録画を見るのも併せて減っていることに気付いていると思います。
2021年、東京オリンピックを開催した年の1兆8393億円を頂点に下がり続けています。視点を変えますと現在の日本の民放テレビ5社体制は、その需要に対して多すぎである可能性さえでてきました。下手をしますと今回の中居問題を契機に、フジTVが地上波から消えてしまうことさえ考えられます。
日本経済のパイが小さくなるということは、飲食店や建設会社、小売業界と同じように、テレビ局もいつか顧客をネットメディアに奪われ市場が小さくなる運命のようです。いつまでも過去の人気番組にしがみ付いているフジTVは、消えるTV局のトップバッターになる可能性が最も高いようです。
【ひとり言】
ビジネスが継続することに価値があると云われます。そのため多様性の求められる現代は、ワンマン体制よりも多くの声を吸収できる民主的な経営は息が長いとされています。最終経営判断は社長が行うにしても、そこにたどり着くまでには多様な声を真摯に聞いて判断することが大事です。フジTVの場合、ワンマン相談役の意向に沿った社長を選んだことにより、いつまでも古いマスコミ界の悪習を断ち切ることなく継続し続けたことで、下手をすると市場から会社が消える可能性さえ出てきました。
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