現代はインターネットの普及によって、ビジネスの取り組みはこれまでになく楽になりました。しかも生成AIを利用することによって、今後起こるであろう問題点をあらかじめ予測することも可能です。これだけ揃っていると開業して失敗することはなさそうですが、それでも失敗する人は失敗します。
結局何かが欠けているわけです。いくらデジタル機器を駆使しても失敗するのは事前準備が問題として一つ上げられます。特に自分の頭を使って考えることをしていない人は、他人とは違う自分らしいビジネスを展開するのが難しいです。
話は変わりますが、アメリカのトランプ大統領は政治家としてトンデモないおじさん。ただこの人4年前の大統領選に敗れて以降、次回の大統領選に勝った時のために準備に専念してきたと言われています。今はその事前準備してきた政策を次々に公表している段階です。
彼は経済人として何度か事業失敗も経験していますから、この事前準備に関して重要性とノウハウを知っています。今大統領としてやっていることはとんでもないですが、こと事前準備に関しては日本の政治家には真似のできないレベルです。日本人でも、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三などはしっかり準備をしていた口です。
ネット時代に入って、これまでと比べものにならないくらい重要になっている事前準備。人間の脳の働き方を考えるうえでも、結果重視で記憶力を鍛えるより事前の発想を重視した方が新しいモノを生み出す力にもなります。今は脳科学も進んでいますから、可能性のあることは試してみる価値はあります。
時代によって学び方も変わってきます。今はネットの普及によって簡単に情報の入手はできます。その代償として、多くの人は深く自分で考えることをしなくなりました。その結果、多くの人の考えや行動が似ています。独自性を出す仕組みをすっかり忘れています。これは逆にチャンスでもあります。
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