この10年ほどの間に、EQという言葉がとても広く使われるようになりました。会社によっては既に、社員向けEQ研修を実施ている会社もあるようです。会社勤めをするうえで、会社を経営するうえでも、今はEQを高めることは欠かせない時代に入っています。
EQと聞いてわたしは兵庫県の斎藤知事を思い浮かべます。東京大学経済学部を卒業して総務省に入り、官僚となって大阪府に出向した後に兵庫県知事選に出馬して当選。その後は県庁でのパワハラ問題で全国的に名前が知られた人です。
この人の場合はIQの高い人とされます。知能指数の高い、頭の良い人をIQが高いといいますが、EQの場合は心の知能指数のことをいいます。自分の感情を自分で認識できる。怒りや不安を自分で鎮められる。人間関係のトラブルに冷静に解決策を見いだせる。
そして相手の感情を我がことのように感じとることのできる能力の高い人です。IQの高さと社会的な成功との相関関係を研究していた学者たちが、成功を収めている人たちに共通している特性として、EQの存在を公にすることで知られるようになりました。
EQはIQとは違い、遺伝などの先天的な要素が少ないと云われます。そのため教育や訓練を通して高めることが可能です。これからの経営者や管理職にとって、欠かすことのできない能力の一つ。特に多くのスタッフを抱える会社にとって、EQの高い人間はスタッフの教育をすることが必要なります。
EQの教育で大事なポイントの一つに、あまり相手に同化しすぎて流されてもダメという項目があります。相手があまり一人よがりになっている場合は、第三者の視点で見ることが求められます。仕事には個人的な感情は禁物。以前と違い、現在はますますチームプレーで仕事をするようになっています。
現在の証券市場では、4年や6年で社長交代を繰り返す会社よりも、創業者が社長を務める会社は成長力が高いといわれています。それは株価にも反映していて、長い目で成長を期待するなら創業社長の会社といわれます。会社を大きくするためにはやはりIQよりもEQの高い経営者です。そしてグループ経営をすることができたなら将来が期待できます。
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