今年7月はスーパーやコンビニなど小売店で商品を買った時に聞かれるレジ袋が有料になって5年を迎えます。それまでレジ袋はどんどん無料でもらえました。大量に買い物をしたときなど、レジ袋を何枚も店員から渡されて鼻高々だったものです。それが1枚でも有料になったことで軽いショックを受けたものです。
デフレによりどんどん縮小する日本経済が、いよいよ追い詰められている気分になりました。まあ金銭的問題ばかりでなく、地球環境の悪化を防ぐ問題も一つにはありました。海水中のマイクロプラスチックの量が増え続け海中の魚介類にまで影響が及んでいると云われます。たかがレジ袋ですが、この5円ほどの商品は意外と影響力が大きいようです。
5年前まで、巷にはレジ袋は溢れていました。確かに環境問題になるほどにレジ袋は多すぎました。ただ有料化した途端に、今度は意識してレジ袋をストックしておかないと簡易な袋代わりに使う、保存や取りまとめ用の置き袋はなくなります。これはこれで調理をする人にとって使い回しは大問題なのです。
また高々5円のレジ袋をお店側がケチったためにお客さんの来店が減っていると感じている店まであるようです。大手コンビニ店の中には、午後6時を回ると夜中の0時まではレジ袋をタダで配りだす店もあります。本来ならこのタダのレジ袋をお客さんに提供することは容器包装リサイクル法に違反しています。
もう一つ大きな問題は、レジ袋有料化を法律に沿って実施した途端、来店しなくなるお客さんが増えたことです。高々5円のレジ袋ですが、来店しなくなってまったく接点がなくなるのは痛手です。高がレジ袋、されどレジ袋です。バイオマスプラスチックを50%、95%配合した環境に適した無料のレジ袋まで登場しそうです。
アメリカでトランプ大統領の再登場ということで、世界の環境問題への取り組みは急にブレーキがかかっています。これだけ連日高温の日が続いているのに、地球温暖化問題には目を向けなくなる世界の政治の仕組みには首を傾げたくなります。最後は、正義の主張をしていた人間が勝つのが昔から続く伝統的なドラマのストーリーです。難しいけれど環境問題を忘れることは罪です。
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