トランプ大統領は韓国を離れ帰国の途につきました。彼は富豪の父親の仕事を継いで不動産事業で資産を増やしたと云われます。またこれまで彼が経営していた会社を6回も倒産させています。酒もたばこも受け入れず、女性にはガードが大甘のようですが1991年からリーマンショックの2009年までにこの倒産は集中しています。
また一部ではとても「良い人」と云われます。心を許した人には、とことん面倒をみることで知られています。結局、敵か味方の選別をして、味方に対してはよく面倒をみるけれど、敵に対しては容赦なく叩く人柄。この種の「良い人」という評判は判断が難しいです。ただ企業経営者にはこのタイプはとても多いです。
ビジネスにおいては決して良い人悪い人といった基準で判断されることはありません。あるのは会社経営における合理的精神によって見方は敵かの違いだけです。経営者の表のニコニコ顔に騙されることなく、冷静に取引をして安全な人か危険な人かを判断するしかありません。
トランプ大統領と仲のよかった安倍元首相の裁判も始まりました。安倍さんもとても好きだという人と、あの人の思想はとんでもなく危険だという人がいます。彼は自分と思想的に近い人にはとても親切ですが、彼の考えに異を唱える人にはとても厳しいです。反日思想の持主だった統一教会の文鮮明総裁と親しいのは訳が分かりません。
彼自身、子供のころから戦争犯罪者だった祖父岸信介の影響を多く受け、日本中が安保反対に染まる中を賛成で生きてきましたから意思は強いです。ただ親しいジャーナリストが犯した女性への性暴力事件を握りつぶすなど、首相としての品格には問題がありました。彼も仲のよかった人からはとても好い人と慕われました。
「良い人」と云われる人との距離の取り方はとても難しいです。しかも良い人がいつまでも高い地位に留まっている訳もありません。またこの種の人に睨まれたりするとややっこしいことになります。 ビジネスで色んな人と接するうちには、結構ややっこしい人とも出くわします。気を緩めないことです。
暴力団系の人も、この好い人のジャンルに括られる人が多いです。会社勤めをしていたころ、初対面の色んな人と出会うことがありました。やはり会社の先輩から注意事項の一つとして暴力団の事例を聞かされました。「絶対にお世話にはなるな」といわれて名刺交換も避けるようにしていました。この20年くらい、業界の新年会や株主総会でもまったく会場でみることはなくなりました。
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