前回、開業やビジネスにとって「胆力」を鍛えることの必要性を言及しましたが、胆力に馴染みのない人は結構いるようです。胆力は困難や問題が発生したとき、物おじしないで立ち向かう能力のことです。よく人を評価するとき「あの人は肝が据わっている」という言い方をしますが、この肝が据わっていることを胆力と考えています。
自分が開業したりビジネスの最前線に立ちますと直ぐに問題が色々と発生し、そのたびに責任者は誰ですかと呼び出されることになります。相手はお客さんであったり、警察であったり、役所であったりどこから弾が飛んでくるか判りません。開業することによってその一つ一つに対応する必要があります。
そのため、どんな難題に遭っても冷静さを失わずに立ち向かう精神的強さが必要になります。そこで普段から自分を意識的に鍛えておくことが必要になります。常日ごろから、少しでも怖いことや緊張することに慣れておくことです。初対面の人には自分から声をかけることも必要です。難しい仕事には自分から手を上げて引き受けます。
苦手意識のある人に対しては、自分から声をかけることで徐々に胆力の筋肉がついてきます。また問題に対する判断は悩まずに直ぐ決断する癖をつけることです。迷ったら実行すること。胆力がある人は、時間をかけて完璧を目指すよりも決めて直ぐに動くことを重視します。悪いことを直ぐするのは問題ですが、ビジネスは直ぐに動いた人が勝ちます。
そして自分なりの「信念」をもって仕事をすることです。お金を稼ぐことは二の次に考え、「自分は何のために仕事をしているのか」しっかりした信念を最初から考え続けることです。しっかりした信念をもって仕事に取り組む人は、間違いなく成果を上げることのできる人です。胆力を意識することによって大きな成果につなげてください。
現在人手不足が深刻になって、会社が新人を採用しても短期間で辞める人が多くいます。経営者が使われる人の身になって根気よく対応できたら、社員の離職も少しは防ぐことができるのでしょうが、今は戦略的に人を雇用するノウハウがないため離職と採用との悪い循環に陥る会社が増えています。会社の将来を支えるのは若い社員です。彼らと共に前に進む歩き方を考えて働きやすい会社作りを考えましょう。
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