毎年1月は自分なりの今年の目標を考える人が多くいます。ただ12月になって今年の目標がどんな結果だったか、そこまで腰を据えて取り組む人となると急減します。だいたい一年の初めに目標を考えたこと自体を覚えている人が少ないのでは。多分目標を考えること自体、自分の日ごろの習慣とはかけ離れていることに気付くケースもありそう。
わたしは目標とはちょっと違いますが、仕事との関係上モノゴトの予測に関心をもっていました。多分ビジネスで成功を収めている人の多くは、過って考えた予測が当たったことで現在それなりの成功を収めていると考えるからです。ビジネスに関わる人は、個人的な仕事の取組みのなか色んなカタチの予測をしていると思います。
その中で当たるか、外れるか、それとも予測自体を忘れてしまうかは色々ですが、ビジネスの中での予測は大事なプロセスであることは確かです。ただ経営学とか経済学のなかで、予測に関連した科目は聞いたことがありません。今回ビジネスにおける「将来予測」を学問としてどう扱われているか、基礎的なことを調べてみました。
まず単純に「予測学」といった学問分野はないようです。複数の分野が体系的に未来予測を研究しているケースがある程度です。「未来学」では、特定分野とは関係なしに予測というよりもビジネスの可能性を追求しています。経済においては「経済予測学」という分野が計量経済学や統計学の手法を用いて景気、物価、生産などを予測するようです。
ただあまり予測が当たらないため定着していません。「予測科学」は企業戦略の一環でデータを使って未来予測手法に使います。「人口学」ではフランスの人口学者マニュエル・トッドさんが有名です。子供の人口減少を基にソ連崩壊を予測しました。出生率や死亡率から国の将来が見えてきます。日本の現状では、将来に関して決して明るい未来が見えないことは確かです。
人口ばかりでなく、身近なビジネスに関わるデータを基に自分の仕事の将来の予測は可能です。しかも現在、ビジネスの将来予測を基に事業を意識的に進めている人がほとんどいない点ことも嬉しいです。自分の私見は脇において、客観的に考える習慣を身に着けることは大事です。ここでは数字で確認する習慣や異なる立場の情報も取り入れるなど予測の基本から取り組むことです。
これまでビジネス予測は重要なファクターでしたが、予測をもう少し科学的に考える習慣はありませんでした。別に一度予測したからといってそれだけに拘ることはありません。最初はビジネススキルを高める一環として予測能力を身に着ける程度で十分と思います。株式投資にしろ競馬の予想にしろ、カネを賭けずに予測能力を高めることで人生が楽しくなるような気もします。
今年は1月からたいへんな激動を予測させる世界の始まりでした。わたしがとても気になるのは、今の首相にしても社会の空気にしてもとても思い込みの強い人たちが日本社会の危機を煽っていることです。特に国民が外国人は怖いとか、自衛隊の戦争能力は高いとか、根拠のない情報で危機を煽ることで、本当に危機が巨大化する事態が怖いです。先の対米戦争においても、国民の多くが日本は戦争に負けないと信じたことが大変な惨禍を招く原因になりました。
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