昔から「行列のできる〇〇〇」は繁盛店にとって勲章のようなもの。開業当初にはサクラのお客さんを並ばせ、人気店を演出するなんてことをするお店まであります。ところが最近、行列破りと思える「ファストパス」を出して手数料をとり、並ばずに優先的に店内で飲食してもらえる仕組みの店が増えています。
この仕組み、東京ディズニーランドが20年以上前から無料で発行していて、その後22年5月からは有料のファストパスに切り替えて発行してます。この前後から飲食店などでもファストパスを出す動きが進んでいます。同時に予約システム会社がファストパスの対応にも乗り出しています。
現在は500円~1000円程度でファストパスの入手は可能で、ラーメン店やスイーツ店、とんかつ店、カフェなどで採用されています。主に時間を買う意識の人や夏の熱中症から身を守るなど健康上の理由でファストパスを利用する人が多いようです。問題は文句も云わず並んでいるお客さんです。
腹を立てて来店しなくなる心配があります。ガラガラの店で入口を入ると好きな所に座ってと云われるよりも、客が並んでいる店の方が心理的にワクワクすることは確か。日本人の意識のなかにはみんな平等であるべきとする意識があることも確かです。金持ちがこれ見よがしに行列を通り抜けていくのは不快なものです。
飲食店以外のホテル、航空券、スポーツ観戦などでの行列対策としてはダイナミックプライシング(価格変動制)があります。ファストパスによる行列解消よりは価格変動制の方がありがたいという人もいます。実際、お客さんが多く来店してくれるのはありがたいけど、長い行列に頭を悩ましている経営者はいます。
事業を経営する以上、事業を長く続けることが経営者にとっては大事な目標です。そう考えるならまず最初に考えるべきことは、自分の事業スタイルです。自分の事業はお客さんに並んで待ってもらうのか、ファストパスを利用してもうのか、価格変動を採用することなのか、経営者自身の事業スタイルに合わせることでは?
最近のガソリン価格の上昇速度は、1970年代のオイルショックを彷彿させるものがあります。あの時はトイレットペーパーの買い占めが起こって、日本社会全体に殺気立つ気配が充満してました。ただ現在ほど貧困ではなかったです。80年代後半のバブル経済期まで日本経済は本物の成長を続けていたからです。当時確かに豊かでしたが、地に足のついていない感じがしました。知識人や科学者はしっかりしていましたが、当時も現代も政治家はお粗末な人が多いです。
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